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《ネタバレ》 ノスタルジーとジュブナイルとサバイバル。
情緒不安定で話を拗らせるヒロインから逆算して描いたような脚本なので、 人によってはかなりフラストレーションが溜まる。 また、いろんな要素と伏線を詰め込みながらも収束しないまま右往左往に展開し、 120分の上映時間が活かされていない気がする。 終盤の展開なんてヒロインが余計なことをしなければ終わった話だし、 建築物の擬人化である・のっぽが結局何をしたいのか分からなかった。 時代と共に朽ちていくことを受け入れているのに、実は過去に囚われており、 一人逝くのを決心できないまま、6人を身勝手に巻き込んでいるように見えた。 主人公組はともかく4人は完全に巻き込み事故でしょ… 盛り上がるためだけに存在している補欠みたいな感じ。 過去と思い出の場所に別れを告げて、子供たちが成長する話には弱いし、 設定とメインキャラ(ヒロイン除く)は魅力的なだけに、 話はつまらなくはないが、大量の混在した要素を整理していれば佳作にはできただろうに。 キャラデザの良さと世界観にマッチした主題歌・挿入歌に+1点です。 【Cinecdocke】さん [インターネット(邦画)] 5点(2023-01-02 00:28:04)
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