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《ネタバレ》 ナアアァー!『悪魔少女』と間違えて、こんなポンコツホラーを観てしまったアァ~(嘘)
ちょっと違いました。 ノオオォー!『ドーン・オブ・ザ・デッド』と間違えて、こんなスカタンホラーを観てしまったアァ~(これも嘘) 冗談はさておき、本作はロメロの『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』と『ドーン・オブ・ザ・デッド』の合間の年代につくられたゾンビ映画の一作である。この頃のゾンビ映画というのは、ロメロ的ゾンビの「再生産性」という要素の抜け落ちた単なる蘇った死体、というものであることが多い(アマンド・デ・オッソリオの『エル・ゾンビ』シリーズなどにせよ)。名作『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』が内包するエポックメイキングな要素にどこか触発されてはいるものの、あまりに衝撃的なそのコンセプトに向けて中々全力投球してゆくというまでには至らなかった、という感じだろうか(予算的なことも影響しているのは想像に難くない)。その意味では、ロメロにまとまった予算が必要だというコトを看破し、それを与えて再び『ドーン・オブ・ザ・デッド』を撮らせたアルジェントという人は、こういったイマイチ乗り切れていない後発作品の作者には無い流石の眼の付けドコロを備えていた、と確実に言えるのだろうと思う。 ただ今作は、どちらかと言うとロメロゾンビよりも同じく同時代の『オーメン』の影響をより強く受けている作品であり、邪悪な少女がゾンビを操る、というのが最大のコンセプトである(まあ、ただそれだけの作品であり、他に取り立てて言及するべき見所があるワケでも無いのだけど)。映画としての質はかなり低レベルで、のっけからのあまりに酷い棒読みにはやや新鮮味すら覚えるレベルであるし、ショック描写も総じてチープ極まりない(ゾンビの特殊メイクも相当に雑で、唯一ちゃんと作ったのは腕一本だけなので、アップで映されるのはそればっかである)。クライマックスの大騒ぎが最低映画というほどには酷くはなかったので、一応のこの評価としておくが… 【Yuki2Invy】さん [DVD(字幕)] 3点(2020-11-09 17:18:18)
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