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《ネタバレ》 内容自体としては相当にベタな、といった感じではあるのです(ほぼほぼあの『最強のふたり』みたいなコトですし)。でも、とは言えコッチは2018年の香港映画、というコトで(日本人から観れば)多少なりユニークな状況設定も含まれては来ます。出稼ぎフィリピン人女性たちのコミュニティの描写なんかは少なくとも邦画ではあまり見かけない感じ・雰囲気のモノだと思いましたし、ラストで飛び交っているアレは「キワタ」という植物なのですかね(日本だったら、ココは桜一択になっちゃいますよね)。また、実際に舞台となる香港そのものや、主人公の生活・住環境などからも、何というか貧と富・過去と現在・未開と発展(・テクノロジーと人情)といった諸々が混沌と入り混じる様な空気感も感じ取れるとゆーか、そのあたりも結構興味深く観てゆけたかとは思うのですよね。
んで、重ね重ねベタベタな内容ながらも、私が一つ非常に好かった=やられちゃった!と思ったのが、エヴリンの撮った「Dream Giver」という写真なのですよね。とにかく実に言い得て妙…とゆーか、コレってたぶん三つくらい「意味」があるかな~と思ってまして、完全なる傍観者としての私も正にこの写真からは望ましい「希望」を感じ取れる…という点で一瞬で大いに共感の渦の中に引き摺り込まれてしまったのですね。あと一点、この作品はおそらく、主演二人の使っている「言語」が変化していくことに着目して観てゆくとより楽しめるのではないかと思いました(ソコは私ちょっと完全には追い切れなかった⇒残念…)。そんなトコロも含め、いずれもう一度観るかも知れませんが今のトコロは(一点ダケ足した上で)この点数としておきます。 【Yuki2Invy】さん [DVD(字幕)] 7点(2023-10-25 00:21:58)
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