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《ネタバレ》 モリコーネ氏の例のドキュメンタリを観て、観たくなって観てみたというヤツですが、そのドキュメンタリでの言及のされ方からも、かなりアート方面に寄った作品であるのは想像が付いてました。観てみると、音楽&画面のつくりは正に高度にその如く、かつ、内容としても主人公がドンピシャでソッチ系のアーティストってことでもあったのです、が、ストーリーの中身自体は翻ってワリとシンプルで分り易いとゆーか、その面からは単にホラー…だよなコレ?(Jホラーっぽいって言っても好いかもなコレ?)と言えるレベルかな~と思ったのですね。
しかし、オーラスは唐突に(て訳でもねーですが全体を通しての整合性からすればソコには反して)相当に奇天烈な終わり方をしてゆくのですよね⇒正直訳ワカメ。んで、Wikiを覗いてみたら「ジャーロ作品」の一言でそれが片づけられちゃってて…と言いますか、でもコレってジャーロなんすかね???少なくとも、前述どおり映像や音楽自体のアートみとゆーのは通常のジャーロよりはまま高度だったと思われますし、その上で、ソコに加えてお話の方も余りにメチャクチャだと流石にバランス崩壊する…て意図が透けて見える位には(重ねて)シンプルなホラー・サスペンスだったと思われるのですよ。やや、一種のインモラルな要素が強力+時代を鑑みれば血ミドロ具合も比較的エゲツない、とそれが為に本邦ではあまり普及して来なかったという作品にも思えておりますが、ジャーロと言ってしまうよりはもう少し広く、イタリア製のホラー・サスペンス&アーティスティックみたいな系統のクラシック作品として、多少更に評価されても好さそう…みたいな感想は持ちました。一点ダケ、これは素直にジャーロっぽい…?と言っても好いのかなとゆーか、中身も音も演技も至極不安(不安定)な上に、加えて撮り方も終始かなりガチャガチャっと観にくくて、ソコに関しては私の好みから…という意味ではだいぶ外れてた、てな感覚では居ります。 【Yuki2Invy】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2024-11-24 19:15:39)
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