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《ネタバレ》 ど~引っ繰り返しても山賊の頭目!にしか見えんヘネシーはモチロン、外面は小綺麗にしてるテリル少佐だって実質はも~ヤクザの親分!なのだし…で比較的に敵味方が分かり易い作品が多い印象の西部劇としてはそっからして既に風変わりな気もします。んで、ソコにグレゴリー・ペックが無理繰りに持ち込んで来る(時代外れな)価値観とて、製作当時としても(西部劇としては)コレだってモ~画期的!てな代物だと(やっぱ)思うのですし。でも、それでも今作、私には単純にペックが正しい…というお話には、実は見えていませんでしたです。コレって結局理屈でも損得でも何でもない、単なる男どもの「意地の張合い」だと思うのですよね(⇒意地がアンですよ男の子にャア)。方法論としたって、ペックが常に正しい判断をしていた…とも私には見えて居なかったのです(バックの件も、アレとて「狙った上で外して」やれば彼の面子も少しは立ったかも⇒彼も死なずに済んだかも…と思いますし)。その男の意地(≒美学)をそれぞれ抱えた3人のうち、2人がある意味「望みを叶えて」死んでゆくラストは、私にはとても清々しい・爽やかなモノにも見えました。存外に心地好かったですね。
いつもどおり誤解もナンも恐れずに言いたいコトを言ってしまいますが、やっぱ西部劇はこう「男の映画」じゃねーとダメですね(とか言ってる私がいちばん時代遅れなのだとも思うのですケド)。しかし今作、他にもその「如何にも」な音楽もシンプルに実に好かったと思いますし、雄大な西部の情景を収めた種々のカットの画的なクオリティも上々だったと思います。個人的には、西部劇としては全力でオススメできる部類の良作ですね(⇒長い映画を苦にされない…という方なら是非)。 【Yuki2Invy】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2022-12-25 17:01:38)
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