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セルジュ・ゲンスブールお得意のロリータ・エロ部門です。醜く老いてしまった英語教師のオヤジが目を掛けていたナターシャ(だったっけナ?)の魅力にハマってしまうという内容。これといってエロエロってことは無いんですが、カメラワークにロリータコンプレックスをひしひしと感じさせてくれます。正直主役のオヤジさんのマントをひらひらさせて見せる裸体には失笑と吐き気を催しますがその滑稽な姿に哀愁を感じずにはいられませんでした。冷め切った夫婦関係に、言う事を聞かない生徒、そして生きる目的も無い。その悲しさが全編ブルーのバックに表現されています。エロディ・ブーシェ(エロディって名前からしてエッチ)の小悪魔的な魅力を出したいのでしょうが(特にオープニング!)、ストーリーに関わるほど何をするでもなくイマイチ彼女の良さが伝わって来ません。そしてどうも全編漂うムンムンとした雰囲気は苦手です....ホント、監督の趣味で撮りよった作品です。劇中主人公が言っていた通り「男は拳銃で自殺し、女は睡眠薬で自殺」。おそらく冷め切った夫婦も実は冷めたのではなく、ただお互い愛情表現が苦手だったのでしょう。
【さかQ】さん 5点(2002-04-16 05:31:14)
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