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レビュー情報
映画史に残る大傑作映画の一つである。パクス・アメリカーナの最盛期にあるアメリカが生んだ、名作『シェーン』(1953年)の対極にある作品。ヴェトナム戦争の敗北によるアメリカニズムの永遠の終焉を暗示した、青春映画である。この映画のレヴューを書き始めると、胸が一杯になってしまい、筆が進まない。また、短いレヴューで済ませたくない、私にとって大切な映画でもある。ただ、昨今のアメリカ政府の独善的な外交姿勢は、ヴェトナム戦争の敗北に起因する全国民的な自信喪失を必死に回復しようとするものであり、この映画のラストで歌われる、“GOD BLESS THE AMERICA”のもの悲しさは、その不可能性を象徴しているように思う。駄文ご容赦。
【スタハノフ】さん 10点(2002-07-11 12:20:35)(良:1票)
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