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ハリー・ポッターの2作目は、納得できないものがあったのは事実です。省略されたシーンが多かったのは仕方ないとしても、スネイプ先生の人物像がかなり単純なものとなってます。スネイプ先生ファンとしては、がっかり。あれでは、少し厳しくて気難しいけど、子供たちを見守っているいい人ですよ(涙)。もっと陰険だったり、厭味だったり、理不尽な減点をしたり、と嫌な一面を持っています。それでも、一方では、ハリーを守っているという、原作ではとても複雑なキャラクターのはず(涙)。フィルチさんの描写も、魔法を使えない魔法族の存在についてや、怖さも削られ、ただの猫好きのおじいさんみたいになっています。さらに、ロックハート先生、、、配役にも最初動揺してましたが、そのことは置いておいても、はっきり言って映画で彼の存在意義は無い。最後のほうでは忘れられてるし、、、。最後の最後で落ちとして一瞬出てきて笑えましたが、いずれにしても何の役にも立ってなくて、やられキャラ。哀れさを感じます。 ストーリーとしては、1作目よりスムーズに話が進んでいて、テンポがよかったのではないでしょうか。専ら、事件を追っていくハリー中心に進んでいきます。ただ、ハリーの勘の鋭さに多少違和感を抱きますが(汗)。 原作のファンであるため、いろいろと不満もありますが、本の世界の映像化という点では最高だと思います。本の世界を忠実に、雰囲気を大切にしながら描かれています。とても迫力のある美しい映像が楽しめます。3時間という時間があっという間に過ぎていきました。ただ、原作を読んでいない人にはかなり分かりずらいところがあるかも。その辺り、いろいろと考慮しまして9点。かなり批判していた割りに高得点ですが、点数には甘いんです。それからやっぱりハリーポッターが大好きなため、不満や批判が多くなるのだと思います。他の映画じゃ、コメントなんて書こうと思わないですし。次作に期待してます。
【破壊神】さん 9点(2002-11-26 15:28:09)(良:1票)
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