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娯楽映画としては非常に面白かった。しかしドキュメンタリーとしては疑問に思うところも多い。全編を通して「政府や大企業が国民に恐怖を植え付けている」というマイケル・ムーアの主張を押し付けられている気がしてならなかった。特に最後のチャールトン・ヘストンのインタビューは鼻につく、マイケル・ムーアの問いにまともに答えられないのを見れば、チャールトン・ヘストンがただの広告塔に過ぎないのは明らかであるにもかかわらず、犠牲になった少女の遺影を家の前に置いてくるのは演出過剰としか思えなかった。この映画に対して批判的なことばかり書いてしまったが、政府や大企業が全て悪いと言う一元的な考え方も逆に恐ろしい気がしてならない。
【kikaiya】さん 8点(2003-05-05 09:10:36)
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