シムソンズ の タケノコ さんのクチコミ・感想

Menu
 > 作品
 > シ行
 > シムソンズ
 > タケノコさんのレビュー
シムソンズ の タケノコ さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 シムソンズ
製作国
上映時間113分
劇場公開日 2006-02-18
ジャンルドラマ,スポーツもの,青春もの,実話もの
レビュー情報
《ネタバレ》 素晴らしい、、数ある青春系スポーツ映画の中でも、これほどの作品にはなかなかお目にかかれません。この映画はなんかこう、、キラキラとまぶしいのです (笑) その象徴がもちろん加藤ローサではありますが、およそ全ての登場人物たちが本当に魅力的でありました。 まず、和子 (加藤ローサ) にとってカーリングの目標であり、恋敵でもある美希 (藤井美菜) 。孤高の天才少女であり、例によって扱いづらい敵対キャラでしたが、彼女がチームメイトになるまでの心境の変化を確りと描写できているため、素人軍団のシムソンズ合流に不自然さがありません。 チームメイトのもう二人にも (もれなく) スポットを当てています。その二人が大ゲンカした後、菜摘 (高橋真唯) が家の外から大声で「ありがとう」と叫ぶあたりから、私はちょっと泣けてきて、その直後の場面、いつかの海辺でみんな結集して仲直りして、やっとこさシムソンズ結成、、ここの展開があまりにも完璧。「(五円玉の) 表? 裏? どっち!?」「・・・表!!」ここでついに涙腺が、うぅ、、(泣) また本作を語る上で、絶対にかかせないのが大泉洋さん。その存在感たるや、主演級、ですね。私はこの映画によって彼の存在自体を初めて知ったので、癖ありまくりの顔と声とキャラにかなり大きなインパクトを受けまして、以降、彼の出演作で本作の衝撃を超えるものはいまだに出会っておりません。(彼自身にとっても、意外と本作の平太がベストアクトな気がしてます) イケメン枠として田中圭、オジサン枠の松重さん、重鎮枠の夏八木勲さん、彼らも全て見事にナイスキャスティングであり、とてもカッコイイ。 あと全編に渡ってジュディマリの歌がよかったのですが、ここはBGMばかりではなくて、彼女たちが (鼻歌交じりに) 歌う、あるいはラジカセ (ラジオ) からながれてくる、、そういった映画的な試みがあってもよかったかもしれません。(実話ベースなだけに時代が合わないかな?) 周知のとおり、実在のカーリングチームをモデルとしていますが、これはこれで間違いなく映画として (彼女たちの) 一つの世界を構築していたので、オリジナルの傑作青春スポーツ映画としても評価したい。
タケノコさん [DVD(邦画)] 9点(2014-01-04 21:12:43)
タケノコ さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2024-04-19マグノリア8レビュー6.01点
2024-04-12ちょき7レビュー7.33点
2024-04-02ウインド・リバー7レビュー6.93点
2024-03-25ヲタクに恋は難しい4レビュー4.64点
2024-03-11川っぺりムコリッタ7レビュー7.33点
2024-03-10長い散歩7レビュー6.77点
2024-03-05暗いところで待ち合わせ6レビュー6.35点
2024-02-26落下の解剖学6レビュー6.75点
2024-02-23あなたを抱きしめる日まで8レビュー7.46点
2024-02-06ひゃくはち8レビュー7.83点
シムソンズのレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS