君の名は。(2016) の アンドレ・タカシ さんのクチコミ・感想

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君の名は。(2016) の アンドレ・タカシ さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 君の名は。(2016)
製作国
上映時間106分
劇場公開日 2016-08-26
ジャンルSF,ラブストーリー,アニメ,青春もの
レビュー情報
《ネタバレ》 鑑賞したのはひと月ほど前。平日の昼間にも拘わらず、けっこうな入場者数に驚きました。鑑賞後は今年を代表する邦画作品であることを納得しました。作品レベルと迎合性のバランスと云う意味です。
予備知識ナシで観に行きました。男女の中身入れ替わりはかなりやり尽くされている設定。なので、冒頭で期待感が萎んだのは確かです。でも、その後に?がたくさん浮かぶ展開となり、?を消化しながら最後はこの監督らしくまとめた。そんな感想です。
東京 ⇔ 飛騨、物語の現在 ⇔ 3年前 ⇔ 現代。若い男女の間に「時間」と「距離」を設定し、それでストーリーを作る。時間と距離は恋愛を彩る重要なファクターですが、新海監督はアニメでそのテーマに取り組み続けている稀有な方です。しつこいくらいw 本作の時空の隔たりはSFと云うよりミステリーとファンタジーの要素が強く、目的はやはり情の高揚にリンクさせること。突っ込みどころを抱きながらも、それなりに高揚させてもらいましたから及第です。それと、いつも通り空の描写が素晴らしかった。広さ、奥行き、色彩。惚れぼれするほど上手ですね。
ティーンのありふれた感情を描くために相当に極端なことをやっていて、それがこの監督の確固とした個性である、と以前「ほしのこえ」のレビューに書きました。本作でも「極端」は相変わらずで、SF設定としては甘々だと思います。中身が入れ替わってもカレンダーくらいは見るだろう。でも、災害回避の大義をストーリーの中核に据えたことで、個性を維持したままマスターベーション感が和らぎました。それが多くに受容された大きな理由だと思います。青春ラブストーリーSFアニメ。私がもう少し若かったらもっと感激していたでしょうが、そこそこ年配でも楽しませてもらいましたよ。
アンドレ・タカシさん [映画館(邦画)] 7点(2016-11-27 15:25:40)
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投稿日付邦題コメント平均点
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