あらすじ
金のために密命を受けて三州峠に向かう鎬刀三郎(三船敏郎)は、途中、亭主の暴力に苦しむ女おくに(浅丘ルリ子)を助けて一緒に連れて行く。二人が立ち寄った峠の茶屋には、若い娘お雪と老主人の徳兵衛、それに医者くずれの玄哲(勝新太郎)が同居していた。そこに、渡世人の弥太郎(石原裕次郎)が足をとめ、さらに盗人を捕まえたものの深手を負った役人の伊吹兵馬(萬屋錦之助)が縄にかけた盗人と転がり込んで来た。やがて、三郎が峠に向かって、弥太郎が茶屋を出ると、盗人集団が茶屋をおそった。茶屋の伊吹やおくにたちはどうなるのか、怪しい雰囲気の玄哲の目的は何なのか、そして、三郎の密命とは・・・