あらすじ
カルト集団による自給自足の村『アルカディア』から脱出してきた兄弟は、彼らのもとに送られてきた集団自殺を仄めかす1本のビデオテープをきっかけに、10年ぶりに村を訪れてみることにした。自らの生い立ちの原点『アルカディア』、その是非を見定めるために。10年ぶりに再会したかつての“家族”は、みな若々しく月日の移ろいなど微塵も感じさせなかった。日々の辛い現実を忘れさせてくれるアルカディアでの充実した生活を体験し、1日だけと決めていた滞在期間が次第に延びていく。そんな中、2人は『アルカディア』に起きている不可思議な現象に気がつくのだった。