あらすじ
欧米版「啓蟄」または「もぐらの日」、2月2日の早朝、気象予報士のフィルは目覚まし時計に起こされ、ホテルの朝食バッフェで太ったウエイトレスと会話を交わし、美人で気が強い放送企画者リタが待つ公園に急ぐ途中で旧知の間柄だという男に絡まれ、撮影後にカメラマン兼運転手に次の撮影地への移動を促されるが猛吹雪に巻き込まれて退却を余儀なくされる。翌日、目覚まし時計に起こされたフィルはホテルのバッフェで太ったウエイトレスと会話し、リタが待つ公園への途上で男に絡まれ⋯。「またか」の繰り返しに次第に過激になっていく「まさか」の出来事が加わるうちにフィルの隠れた才能と自信が目覚め、怖い美女のリタとの関係が紆余曲折を経てどんどん甘美になっていく。
天気予報官のフィルは2月2日の聖燭祭の取材でペンシルバニアを訪れていた。毎年恒例の取材も終り、一行が町から引き上げようとするが、吹雪のために道路が封鎖され足止めを食らう。仕方なく町でもう一泊することになったが、翌朝起きてみるとまた昨日と同じ2月2日だった。そして次の日も、またその次の日も2月2日。永遠に同じ時間を繰り返す羽目になったフィルに、果たして明日は訪れるのだろうか?