あらすじ
イギリスがいまだ弱小国だった16世紀初頭、スペインの王女キャサリンを妃としたイギリス王ヘンリー8世は貴族の娘アン・ブーリンを見初め、王子を産まない年上の妃キャサリンと離婚しようとする。ヘンリーの決断はローマ法王の精神的支配下にあった全ヨーロッパの政界に波紋を投げかける。恋人と別れ、王の愛人の座を拒み、女王の座を狙ったアンはヘンリーを動かし、新しい英国の構築を画策する。女王としての在位期間はたったの3年間ながら、後に日の沈むことのない王国を築くエリザベス一世の母となったアン・ブーリンの半生を描く。