4.《ネタバレ》 ストーリー的には何が面白いのかさっぱりわからなかったけど、野波麻帆がエロくていい女だった。
感動物語とかいう方向性の作品ではないので、演技派女優を気取ってみたところで何も響かないというのが気の毒で、無駄に豪華な役者を揃えたものの、結局は女の下世話な部分をストレートに表現した女優が勝ち組だったように思う。
中年男とやり捲るという設定に優位性があったのは確かだけど、真珠で堕ちる女という新境地を切り開いた野波麻帆の功績は大きい。
プライベートでも結婚・出産と勝ち組街道を突き進んでる彼女には、真珠夫人の称号を贈りたい。
それから、ちょい役の高畑充希も妙にインパクトがあって良かった。
演出の意図としては、忽那汐里を引き立てる役割だったのかも知れないけど、完全に食ってしまってた。
登場シーンではセリフもなく視線だけの演技で抜群の存在感を示していたけど、一転してトイレで感情を爆発させるというギャップにやられてしまった。
改めて最初から見直すほどの作品ではなかったけど、野波麻帆の真珠と高畑充希のトイレだけはもう一度確認させていただきました。
あと、どうでもいいことだけど、荻野目慶子の濡れ場はどこに需要があるのかよくわからなかった。
トータルの評価で言うと、野波麻帆のお蔭で辛うじて損はしてないけど、無駄な役者を並べるより、野波麻帆主演で『みなとのよる』にしてしまった方がよっぽど良かったような気もする。
若しくは、高畑充希主演で『きょうじゅにくわれるじょしだいせいのよる』でもいい。