2.アン・ハサウェイ主演。ジョン・カーニーの音楽モノに似た雰囲気を持つ音楽ラブストーリー。
音楽の方はアコースティックギター、フィドル、アコーディオンなどの楽器が主体で、
その時々の登場人物の心を表すかのような素朴な歌の歌詞もいい。
撮影は手持ちカメラが主体ですが、こういう作品の素朴な雰囲気にそれがよく合っています。
アン・ハサウェイのお相手としては、ミュージシャンの男を演じた俳優が地味なのですが、
作品自体もかなり地味なので、ここで典型的美男美女になっていたら逆にダメだったのかもしれません。
遠くにNYの夜景がにじむ夜の公園で度々2人が会うシーンがいい。アンも少しだけ歌ってくれます。
王道ラブストーリーのような邦題がついていますが、そういう映画でもありません。
ドラマ、ラブストーリーとしては薄味。音楽と雰囲気を楽しむ映画という感じがします。