2.《ネタバレ》 ゾンビがほとんど出てこないゾンビ映画。でもゾンビの存在をはっきり身近に感じることができます。
ほとんど自宅内でのみの撮影なので、予算もほとんどかかってなさそうです。
にも関わらず、世界の終末感がしっかり表現されています。
子供を死産したことがきっかけで、離婚寸前の夫婦。そこに突然訪れるゾンビパニック。
ゾンビ系でいつも思っていた『なぜわざわざ家から出るの?』とゆーことをこの夫婦はしません。ひたすら籠城を決め込みます。
そりゃそうだ。自分が同じ立場だったら、この夫婦と同じ選択をします。そして事態が鎮静化するのを待ちます。
自分と同じ考えだから共感できます。
困るのが食料。離婚寸前だったからか、備蓄がほとんどないこの夫婦。きりつめても2日で食料は底をつく。シンプルですが、籠城を決め込んだ二人を強制的に家の外に出すのに十分な理由。
しかし食料の調達は失敗。逃げ帰ってきて、しかも妻は噛まれてしまいます。
妻のために自分の血を飲ませる夫。とても離婚寸前だったとは思えません。
助けを求めてきた隣人夫婦ともひと悶着アリ。
ほとんど家の中だけでの出来事なのに、なかなかドラマ性に富んでいます。
そしてとにかく結末が気になる映画です。
個人的には二人には生還してほしかったのですが・・・そこだけが残念。
・・・・それから、奥さんはもう少しきれいな人が良かったな・・・