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<ネタバレ>絵がとにかく好きです。特に色使いがいいですね。構成もちょっと変わってて、飽きずに楽しめました。ただ最後の一言は、わざわざ言わせる必要があったのか、という感じです。千代子に向かって「お前が憎い、そして愛おしい」と告げる老婆の声も実は現代の千代子本人の声と同じだったり(恋に恋しているだけの過去の自分に対する後悔の念と、同時に抱く愛おしさの様なもの)、肝心なはずの鍵の君の顔を全く思い出せなかったりと、伏線らしきものをいくつか張ったのに、最後にわざわざ直球で説明してくれなくてもよかったんじゃないかと。でもそれを差し引いても「観て良かった」と思える作品でした。