ソダ―バーグが以前撮ったクライムものの『アウト・オブ・サイト .. >(続きを読む)
ソダ―バーグが以前撮ったクライムものの『アウト・オブ・サイト』が好きな作品なので期待して観たら、失望させられた。人数が多いのは別に構わないのだが、オーシャンのチームの11人にスペシャリティが感じられる人間がほとんどいないのは問題だ。こいつじゃなきゃいけないんだと思えないどころか、誰でもいいんじゃないのかとさえ思ってしまう。やはり映像と音楽はかっこよかったのだが、ラストの一番映像的にクールだった噴水で11人が散っていくシーンで、「こんな人いたっけ?」と思わされ、改めて上記のことを再認識させられたのは皮肉だった。無駄の多いキャストの中で、ジュリア・ロバーツのパートが最悪だったことを最後に付け加えておく。