あまりの凄まじさに、観ていて言葉を失った。ノートンは勿論素晴 .. >(続きを読む)
あまりの凄まじさに、観ていて言葉を失った。ノートンは勿論素晴らしかったのだが、この作品ではむしろ、ファーロングの方がキーになっていた感じがする。人間の心の奥底に潜む闇を、繊細な演技が実に饒舌に語ってくれた。ただ、ノートンの改心するまでの経過は、あれでは納得できない。黒人を憎んで憎んで憎みあげ、あんな残酷な殺し方をした男が、あの程度のことで変わるわけがない。次いで、ファーロングが兄貴の言うことを聞いただけで、あっさりと改心するのにも納得がいかなかった。