後半になって、急にリサを悪者にして価値観を普通の世界のそれへ .. >(続きを読む)[良:1票]
後半になって、急にリサを悪者にして価値観を普通の世界のそれへ戻してしまうのはちょっと興ざめですね。軽ーい精神病(ほとんど健常者)の主人公が精神病院へ行って友達つくって、観察日記つけました、病院はまるで監獄みたいでした、でも自覚して自分を見つめなおすことが出来たら退院できました、重ーい症状のリサやポリーは後で退院できたらしいよ、あーあ皆救われたね、良かったね。説得力ないなぁ。外の世界でまっとうな生き方をするのが正義なの、人格障害は病気なの、貴方は生きているとはいえないのとリサを打ちのめすシーンが訴えたかった事の1つならば精神病患者への寛容さを訴えている部分と矛盾しているのでは(後半でベットに縛られた惨めったらしいリサと主人公を対比表現しているのも同じ)。精神病についてはもっとデリケートに扱う必要がありそうなのに、乱暴に「逃げないで前向きに生きなさい」という分かり易いメッセージで容易に解決できるかのような描き方に健常者のおごりのようなものを感じました。Aジョリーはとても素敵でしたわで1点。[良:1票]