トリッキーな映像を楽しませてくれるサム・ライミの静的サスペン .. >(続きを読む)
トリッキーな映像を楽しませてくれるサム・ライミの静的サスペンスの秀作。大金を手にしたためにゆっくりと坂を転がり始める3人の人生がトリッキーな映像無しで描かれていく。本当にサム・ライミ?と思うほど静か過ぎるし『ファーゴ』を思い出してしまうが先が見えない展開はサスペンスの王道だ。ブリジット・フォンダが後半で言う「レストランに行くのは特別な日だけ、デザートはたのまず家で食べる」辺りの台詞は私に言われているようで強烈だった。今度、豪華な夕食でも連れて行こうと思ったほどである。