<ネタバレ> 久々にレビューを書かずにはいられない作品に出会った気がしま .. >(続きを読む)
<ネタバレ> 久々にレビューを書かずにはいられない作品に出会った気がします。作品のインパクトが強すぎて、自分の頭の中でうまく処理できない、というだけかもしれませんが。。
1942年と現代が交差しながら話が進みますが、構成が巧みで、個々のシーンも存在感があり、そしてエンディングも非常に素晴らしい。鍵と共に重い悲しみを抱き続けながら、それでも強く生きようとしたサラの人生が、同じ名を与えられた罪のないあの子供の幸せに何らかの形で繋がるのだとしたら、、、サラの人生も、そしてあの息子さんの涙も、(たとえそれがほんの少しだとしても)報われるのではないでしょうか。そんな事を感じました。
ミニシアターでの鑑賞でしたが、エンドロールが終わるまで一人も席を立たず、突きつけられた難題に思索を巡らせているような重い雰囲気が場内を覆っていました。