ストーリーや演出は、前作『チーズ・ホリデー』よりも数段進歩し .. >(続きを読む)
ストーリーや演出は、前作『チーズ・ホリデー』よりも数段進歩していた。ラスト5分間は衝撃的。1コマで数十カットを費やすクレイアニメで、あれほどまでに滑らかに、迫力あるシーンを描き出せることは驚異的だと思う。ペンギンの「フェザーズ・マッグロウ(悪そうな名前だ)」もいい味を出していて、作品の成功に一役も二役もかっている。グルミット、ウォレスはもちろん、この作品に熱意と愛情を注いでいるのであろう製作者にまで愛着がわいてしまいそうな一本で、これは本当に一見の価値があると思う。減点する箇所が一つも見あたらない。