「こちとら、てめえひとりの了簡で生き抜いてきた男だ。首が飛ん .. >(続きを読む)[良:1票]
「こちとら、てめえひとりの了簡で生き抜いてきた男だ。首が飛んでも動いてみせまさあ。」という、主人公の台詞(たぶん、映画のオリジナルではない)があるが、この映画の雰囲気を見事に言い当てていると思う。『貸し間あり』や『特急にっぽん』など川島雄三作品の主人公を数多く演じたフランキー堺は、本作でもそうだが、全くじっとしていない。いつも落ちつきなく、ちょこまかちょこまかよく動く。まるで、立ち止まってしまうと二度と動けなくなるかのように。[良:1票]