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<ネタバレ>ギフトもそうだったけど、どうも、あちらの方々の製作するオカルト・サスペンスって、怖くないんだよなァ。多分、それは、神秘なものより、人間の欲や罪の方に重きが行くからなんだとは思うけど。SFやアクションでは、「んなバカな」が罷り通るのに、オカルトの分野では人間超えないのが面白いよね。謎の女(堕天使でも性別は無いんだろうから、多分、LCF御本人かと思うが)と、燃える城の前でいきなりことに及んじゃうあたり、人間超えてないし。謎解きにしても、コルソが挿絵の違いに気付いた段階で、3冊全てが偽物であり本物であるってことが分かっちゃうし、謎の女は、話半ばで空中浮遊するし。そんなに見え見えでいいのかと思いつつも、どうやって落とす気なのかなァと思って見ていたらば、あれですかい。とはいえ、あの先を、やられても困るだろうな。天使か悪魔(多分、後者だろうけど)が出てくるしかないものね。コルソ=デップは、確かにいい味を出しているし、デップを下手だとは言わないけど、ただ、デップはこういう役だと、どうしても場面場面が淡々と流れていってしまう気がするんだな。この人の秀作は「ギルバート・グレイプ」だと思うのだけど、でも、やっぱり、「シザー・ハンズ」や「妹の恋人」「パイレーツ・オブ・カリビアン」のような、多少演技がデフォルメしてる方が生きるのかなァ。この映画、女優陣の演技の方が、凄かったよね。それに振り回されるコルソ。だから、まあ、そういう役なんだな。