<ネタバレ>今時の劇場用アニメにしてはクオリティにムラがあるとか、そうい .. >(続きを読む)
<ネタバレ>今時の劇場用アニメにしてはクオリティにムラがあるとか、そういう事は置いといて、と・・・ 。
まず簡単に言いますと、この作品「劇場版 北斗の拳2」といって良いのではないでしょうか。
考えてみれば「北斗の拳」の劇場版アニメ化は、86年に1度作られているのですが、今回の作品ちょうどその続きと言っていいかもしれません。
という事でこの作品、初めての方には、かなり説明不足の作品となっております。
まあ、そんなことはどうでもいいんです。
本当に言いたかったのは聖帝サウザーの扱いかた。
酷い、酷すぎる・・・
「北斗の拳」の面白さの一つに、魅力ある強敵たちというのがあるのだが、この作品ではソコがぜんぜん描かれていない。
これじゃあ「愛ゆえに・・・」というサウザーの名台詞が ぜんっぜん生きてこないし!
ケンシロウがなぜvsサウザーのフィニッシュに「北斗有情猛翔破」使ったのか。その理由も、その意味も、これじゃあ伝わらないし!
ちょっと話題になった阿部寛によるケンシロウ。これはまあまあいける。もともとあってて違和感ないし、ブルース・リー調の怪鳥音も、これから続けていけば良くなりそう。しかし、セリフを聞いていると、時たま阿部寛の顔を思い出してしまう。コノ感覚はちょうどクリカンこと栗田貫一がやるルパン三世を見ている時に近い。もう一人ラオウ演じる宇梶さん。こりゃ酷い。もともとの声質はもちろん、メリハリのない(棒読みとも言うかな)喋りはラオウという名キャラクターをダメにしかねない。とにかく「北斗の拳」をぜんぜん知らない人には、 この作品を見に行かないで欲しい。
どうしても見に行きたいというのであれば、
単行本11巻「愛深きゆえに堕つ!」までを読んでからにしてね。