マキノ監督が自身の「次郎長三国志 海道一の暴れん坊」をリメイ .. >(続きを読む)
マキノ監督が自身の「次郎長三国志 海道一の暴れん坊」をリメイクした作品だそうな。どっちかというとしっとりとした作品で、「女に惚れたことがない」石松と「惚れるということが分からずに“女”になってしまった」女郎夕顔の悲恋が泣かせる。ただ、個人的にはちょっと冷静に観てしまったところがあって、物語に入り込むことが出来なかったのでした。理由は分からないのだけれど・・・ちょっと台詞とかが説明っぽかったのがひっかかったのかなあ?女に惚れられて、「命が惜しい」「いや、死んでも惜しくない」という矛盾した考えを持った石松の気持ちはすごーく分かるのだけれど・・・出来れば森繁久彌が石松役を演じたというオリジナル版が観たいなあ。東宝さん、ゴジラや黒澤明作品も良いけれど、「次郎長三国志」シリーズもDVD出してちょーよ。<2006.5.22追記>という事でつい先日、念願の「次郎長三国志」を観たのだけれど、何でこっちのバージョンに今ひとつ感情移入できなかったか分かった気がする。「女に縁のなかった不器用な純情男」を演じるには、錦之助は二枚目過ぎてて、今ひとつ説得力に欠けるのだ。その辺本人が自覚してたかどうかは分からないけど演技も力が入りすぎちゃって、若干空回りしてた気がする。この作品が大好きな錦之助ファンの方には申し訳ないけれど、、モテない男のイチャモンと思って許して下せぇまし。