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六・七作目と低迷が続いていた(ように僕には思えるのだけれど)「トラック野郎」が、(鈴木則文が脚本に加わったためか澤井信一郎が再び助監督についたためかは分からないけれど)久々に「スランプを脱した」感のある本作。悪い意味での「おちゃらけ」が減り、その分桃さんの熱さが濃ゆーくなってる感じです。またシリーズファンとしては二作目で桜の大門(警察)に泣かされてた筈の田中邦衛が鬼警官を演じている所が遊び心を感じさせて面白いし、三作目でチラッと語られていた桃さんの故郷の事も語られてたりして(って伏線、長っ!)興味深いです。。その他、時には娼婦のような黒沢年男がセルフパロディを演じたり、フランク・キャプラへのオマージュシ-ンが見られたり(!)なかなか見所満載の八作目です。