うーん、確かに難解っちゃあ、難解か。んでも僕はあんまし深くは .. >(続きを読む)
うーん、確かに難解っちゃあ、難解か。んでも僕はあんまし深くは考えずに「画面の面白さ」とか「映画的面白さ」に注目して観てました。専門的な事は分からないけど最初の警察署の廊下のシーンとか「これから何が始まるんだろう?」ってドキドキさせられたし、あと基本的にはサスペンスタッチでありながら時々妙にコメディっぽくなる所とかも面白かった。で、この作品の個人的な解釈なんですけど・・・これって、つまり、「黒沢清版“もののけ姫”」なんじゃないかなーと(!)思ったんですけど、どうでしょう?つまりそれぞれの欲望や信念の元、うごめき、対立するグループ(まあ、みんなどっかネジがゆるんでるんだけれど)があって、そういう何が正しいのか分からない世界で「何とかみんな共存できないかなー」って模索するアシタカが役所広司で、そうすっと池内博之がサン、んで風吹ジュンはエボシ御前で大杉漣がジコ坊、カリスマはダイダラボッチ・・・て感じ。そんなに外れてない気がするんだけど・・・でもあの不気味なラストは、希望がないなあ。