小さな小さなやかまし村の、取るに足らないような些細なエピソー .. >(続きを読む)
小さな小さなやかまし村の、取るに足らないような些細なエピソード。ちょっとした事に笑ったり、泣いたりする子供たち。大人たちもみな善良で、学校の先生もエイプリルフールにだまされたり、生徒が仔ヤギを学校に連れて来ても決して怒ったりしない。この映画で描かれる世界は戦争も貧困も差別もないユートピアだ。この世の何処にもこんな世界はないのだろうけれど、にもかかわらず「懐かしさ」を感じてしまうのは、この作品がだれにもある「心の原風景」を描いているからだと思う。