テレビなどで顔を露出しているタレントが声優をやると、どうして .. >(続きを読む)
テレビなどで顔を露出しているタレントが声優をやると、どうしてもその人の顔が浮かんでしまって物語に集中できないことがあるのですが(その最たるものが「ピノッキオ」の吹き替えのユースケ・サンタマリア)、この作品では大丈夫でした(小池栄子がちょっと危なっかしかったけど、声の出番は少なかったのが幸いしたか?)。かつて「パパパパパフィー」でパフィーの二人にいじり倒されていた大泉洋がこういう立派な仕事をしているのはなかなか感慨深いです。ストーリーも、短いながら豊かな含みがあったし、レースのクライマックスは手に汗握る興奮がありました。ただ、敢えて難を言うとCG処理がいかにもCGっぽかったのと、ジブリっぽい絵柄がちょっと大人しすぎて登場人物のパッションが薄味に感じられてしまったこと(きっと原作ファンの方の多くはその辺が不満なのでは?)。でも、良い作品だと思います。次は是非高坂監督のオリジナル長編が観たいなあ。