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・・・なんか、さっきまで「・・・作品に登場する子供たちの笑顔が、唯一の救いだ」みたいな締めでレビューしようと思ったけど、やめた。そーいうのって、耳触りはいいけど、結局現在の大人としての責任を回避して、若い世代に押し付けてる気がするから。そんな簡単に救われては、いかんのだ。限りなくドキュメンタリーに近い形で撮影されたこの作品が観客に突きつけるのは「現状において、人間の命は平等ではない」という、極めてシンプルで、出来れば見なかったことにしたい、しかし歴然とした事実。こんな現実を目の当たりにして、何が言える?何が出来る?さあ。―――しかし、少なくとも我々の日常の些細な悩みのほとんどが、鼻クソ同然ということは、分かる筈。[良:1票]