確かに、もし主人公の家がこんなにお金持ちでなかったら、そんな .. >(続きを読む)
確かに、もし主人公の家がこんなにお金持ちでなかったら、そんなうまいことはいくまい、とも思えますよね。でもそこだけ目をつぶれば、なかなか良い作品だと思いますよ。一言でいうと「可愛らしい」作品だと思います。ハロウィンの日の白鳥と犬の衣装とか、ぎこちなくキスするところとか、真面目にセックスの相談するところとか、ほほえましいシーンが印象に残りました。とはいえ、後半までは「いいけど、割とふつうだな」と思いながら観てたんですけど、お姉さんの結婚式のあたりからがかなりいい感じでした。あの、手作りな感じの結婚式はステキだったなあ(基本的にあんまりけばけばしい結婚式は好きでないので)。あと、割と細やかな表現(例えばカーラが家に帰ってきた時、フォークを使えるようになったことをさりげなく示したのに誰にも気づいてもらえなくてちょっとムッとするシーン)が多かったのも好感が持てました。あのお母さんのキャラクター(裕福で、ボランティアにも熱心で、割と進歩的な考えだけど、家族に対しては保守的になってしまう)もリアルだなあ、と感心しました。けっこういそうでしょ、ああいうお母さん。