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観る前はジョン・ランディスの作品みたいな、破壊的しっちゃかめっちゃか作品かと思ったら、意外と真面目な映画でしたね。要は、「今ある宗教の形って後世の人がいろんな解釈を付け加えたりして出来上がったものだから、一回根本的な所を問い直してみようよ」、っていうのがテーマなんじゃないですかねえ(そういえば「実はキリストは黒人だった」っていうのはマルコムXとかが言ってた気がする)。一般的なイメージの「神」は男だという無意識の思い込みがあるけど、それだってキリスト教を支えてきた社会が男社会だったから、いつのまにかそうなっちゃっただけなのかもしれないし。ま、そんな真面目なテーマしてはお下品なギャグが多すぎたし、なにゆえそれほどジョン・ヒューズを槍玉に挙げるのか分からなかったし、ストーリーの整合性という意味ではかなりぶっ壊れてはいるんですけど、観た後の感じは悪くなかったです。あ、そうそう、「あの役」をやってるアラニス・モリセットという人(元々は歌手です、ちなみに)がどういう人か分かると、その配役に「ニヤリ」とできますよ。