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うーん、まさにアンチ・ハリウッド、リアル・アメリカ。映画化にあたって細かい所は脚色したみたいだけど、基本的な部分は(ハービー・ピーカーやその妻などが認めるほど)リアルに作ってるらしい。あの主人公と奥さんの出会いの所とか、いくらなんでももぉ少し美化して描いても良いんじゃないの?と思ったりもするけど(別に憧れの人に会えてウットリ、とかでもないし、いきなり「俺、パイプカットしてるよ」とか言ってるし)、でも普通の人を普通に描くことで、かえってインパクトが増したと思う。それにしても、僕はいわゆるオタク(つまり内向的で自分の世界に閉じこもっちゃってる人)ってものに対して否定的だったのだけれど(というのも自分の中にも幾分かそういう部分があるので、つまりは近親憎悪的なものかもしれないのだけれど)、この作品を観ると「オタク」を貫くというのも、ある意味世の中に流されまいとするアグレッシヴな生き方なのかもしれない、とちょっと思った。[良:1票]