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<ネタバレ>巨匠アルジェントも、彼の傑作と言える作品は70.80年代ぐらいに固まってますよね。
それで歳を重ねるごとに、言ってしまえば「普通のホラー映画」になっていっちゃう。
いや勿論、やりすぎなグロテスクシーンや独特なストーリーは変わらずにアルジェント節をやってるんだけど、
あの鮮烈な色彩や全体的な勢いみたいなのが確実になくなっていくんですよね。
それは人間、年取って丸くなるのと同じようなことなのかも知れませんが。
本作は、その変遷によってか表現が初っ端からダサさを感じるし、魔女のリーダーみたいな日本人女性も、
ケバメイクのヘビメタ娘みたいな風貌(最初、みそっ歯なのかと思った)。
ラストの地下洞窟でのシーンはまさにエログロナンセンスといった感じ。
関係ありませんが実の娘のヌードを撮影するというのは、父親としてはどんな感覚なのだろう、と考えちゃいました。