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<ネタバレ>タイトルとかあらすじを見ると、完全に「クワイエット・プレイス」を想起させますけど、
あちらよりも早く作られてるんですね。というか、全くの別物。
あちらのようにエンタメ作品でもなく、地味でわかりにくい作品です。
怪物も姿は現さず、それどころか終盤では怪物の声を鳴らす装置を発見してしまいます。
じっとりとした静かな森と暗すぎる室内は、美しさすら感じさせ映像的にはクオリテイ高いなと思わせます。
つまるところ兄は父に殺された。怪物もフェイクだった。この父は何がしたいのだろう、という疑問。
彼は自分の中にある父親像に縛られ、それを演じたかったのかもしれません。
あるいはこの父親は、用心棒を名乗りつつみかじめ料を要求するヤクザなシステムのメタファーなのかもしれませんね。
いずれにせよ、ある程度の深みを持たせたい作品だと思うのですが、
パッケージと邦題でエンタメだと勘違いして見る人多そうでその辺が勿体無いですね。