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イアン・ケルコフの映画は、映画というかイメージフィルムに近いですね。完全にカルトな人なんで、普通の映画と思って借りると幻滅しますよ、はい。題名通り殺人者のつぶやきが延々映されるんですけど、やっぱりなんだか思考がちょっと違うね。エーリッヒ・フロムが、「どんな精神病者も、客観的に考える能力が欠如している」と言ってたけど、ここに出てくる人たちもそうだね。客観、それはつまり理性であって、これの対極がナルシシズム。だから、思うに連続殺人者の人は、極端にナルシシズムな人なのかもしれません。