R・レッドフォード監督作品って真摯で爽やかな印象というのが身 .. >(続きを読む)
R・レッドフォード監督作品って真摯で爽やかな印象というのが身上だが、ややもすると真面目すぎて面白みに欠け、どうしても印象が希薄になりがちだ。が、本作に関しては何と言ってもキャスティングが素晴らしく、又、演出的にはメリハリのある良い意味でのケレン味があり、最後までグイグイ引っぱられていくパワーを感じてしまう。あたかもバリー・レビンソン監督の作風に近いものがあり、思わず彼自身の名作「ナチュラル」を連想してしまった。ラスト、沈む夕陽にひときわ輝く満足感溢れる晴れやかな男たちの表情は、まさに爽やかな余韻を残して感涙ものだ。