S・ライミ監督作品は、ある種下品でハチャメチャなところから噴 .. >(続きを読む)
S・ライミ監督作品は、ある種下品でハチャメチャなところから噴出する面白さにあるのだけれど、昨今の作品は何故か上品で手堅く小器用にまとめているという印象を受ける。それは本作にも言えることで、こういったスターバリューの作品からはどうしても上品な印象を受けるのは仕方ないとしても、テーマからしていかにも彼の作品世界そのものといったイメージがある以上、もっとオカルティックな作品に仕上げても良かったんじゃないかな。ヒラリー・スワンクはむしろハマリ役だと思うが、キアヌ・リーブスは「マトリックス2」までのギャラ稼ぎの為としか思えない。