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オープニングと後半に出てくるパラ・セイリングや自家用小型飛行機、そしてプテラノドンといい、その飛翔シーンにこだわりを感じさせるのは、やはりJ・ジョンストン監督ならばこそ。通常シリーズ三作目ともなるとどうしても新味に欠け、前二作の焼直し的な印象しか受けないものだが、本作はその点アドベンチャーものとして、立派にひとつの確立した面白さを獲得している。それは観客にとって一番理想的な上映時間と言われる1時間30分にアクションが凝縮され、その計算され尽くした演出に些かもダレることがないことでも証明されている。日常と非日常の世界を携帯電話で繋ぐということが、いかにも“今”を感じさせるユニークな視点だし、電話の相手が全てを知り尽くしているローラ・ダーンだけに、ラストの大援軍は大いに納得できるのである。[良:2票]