主人公の青年はおそらく父親からの愛情に飢えていたのか、あるい .. >(続きを読む)
主人公の青年はおそらく父親からの愛情に飢えていたのか、あるいは選手としての自分を評価してくれていないとの思い込みからなのか、ライバルへの嫉妬心が日々エスカレートし、やがて物語はあらぬ方向へと突き進んでいく。その何とも陰湿な復讐は結局、計画通り行かず凄惨な結末を迎える事となる。自分の野望を達成するためには殺人をも厭わない冷徹で言葉巧みな青年役を、ジョシュ・ハートネットが好演してはいるが、彼のパシリのような理事長の息子役のエルデン“マックス”ヘンソン君との関係とその行動が今ひとつ解かりにくいのと、母親の存在が希薄な点が気になった。