監督のR・フライシャーは、「ミクロの決死圏」で人体を海(もし .. >(続きを読む)
監督のR・フライシャーは、「ミクロの決死圏」で人体を海(もしくは宇宙)に見立てて、見事なエンターテインメントに仕上げたように、海底こそが人類にとって限りない夢を抱かせてくれると言う事を、この作品でも存分に味わせてくれる。その科学性に裏うちされた特殊技術やセットの豪華さなど、当時の作品の中では群を抜いていたことは、初公開以来、幾度となくリバイバル公開されたことでも証明済みで、それ程良く出来た作品だったと言える。また原作が発表された時代を考えると、いかに的確に未来を予見していたかが窺い知れる。