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アリステア・マクリーンの原作は映画化するとハズレも多いのですが(これはフレデリック・フォーサイスも同じでしょうか)、この作品は「荒鷲の要塞」とともに傑作に仕上がったのではないでしょうか。連合軍の軍艦を沈める難攻不落の要塞というのがジブラルタルにでもあったら、地中海は枢軸国に支配されたのでしょうが、現実にはそんな要塞もなく地中海はイギリス海軍に支配されてしまったわけですね(その辺は「Uボート」に描かれている)。どうしても原作の緊張感というのは映像化されると冗長になってしまうのですが、それも許容範囲という感じでしょうか。