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<ネタバレ>Youtubeでポーランド語音声・英語字幕で鑑賞。ツボった! はまった! 自分は押井信者じゃないけれど彼のベスト監督作品じゃないかと感じる。
なんの予備知識もなしに観て、最初、ロシア語かなと思っていたがなんかちょっと発音が違う。それも当然。エンドクレジットでポーランド軍の協力とあって納得できた。
モチーフは「ビューティフル・ドリーマー」と「灰とダイヤモンド」だね。もちろん「ウィザードリー」と「攻殻機動隊」の要素もあるのだが、わざわざポーランドで撮影してることが大きいだろう。ラストで主人公のアッシュが手にする拳銃は「灰とダイヤモンド」でマチェクが持っていたのと同じラドムVIS35。銃マニアの押井としては、この拳銃を出したいがためだけにポーランドに行ったんじゃないかとさえ思えてくる(笑)。
余談だけど、中盤で任務失敗するときに出てくるのはワルサーPPKかなと思ったら大半がPPなんだね。てっきりPPKだと思ってた。それと、相変わらずモーゼル好きだよなあ。C96にストックつけたのが出てくるシーンは嬉しくなってニヤニヤしてしまった。さらに、冒頭の市街戦でのT-72や前半でのハインド乱舞、スターリングラードのトラクター工場を彷彿とさせる対決シーン、そこでのPPSh41乱射など共産趣味満載なのも楽しい。
アッシュはマチェクと同じようにけりを付けるつもりだったんだろうが、果たしてリセットされた世界でどうなるのだろうかと想像する。これからもゲーマーとして戦いながら地味なメガネっ子としてルーティーンな毎日を寒々と生きていくのかな。
そんな余韻に浸りつつ、いきなりエンドクレジットと同時にはじまる「ほこxたて」の音楽(笑)。好いなあ。この曲、身震いするくらい大好きだ。これからは、「ほこxたて」ではなく「Avalon アヴァロン」の音楽として聴いていこう。