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オープニングの戦いのシーンで、グッとその世界に引き込まれます。宗教は絶対的な救いをもたらすものではなく、一族の生き残りのためだけに存在しているということを、祝福の場面で象徴的にあらわしています。クリストファー・ランバートは主役という感じではない顔なんですが(だって、ターザンですからね(笑))、とにかく凝った作りの映画ですね。まずスペイン人のショーン・コネリーがいい! 剣術の練習の時に剣がかち合う音がとても耳に心地いいです。ただ、いかに洋剣を使っているとはいえ、また、演出的に見せるためだとはいえ、回転して敵に一瞬でも背を向けるのはイカんだろうと突っ込みを入れたくなります(笑)。時間の経過を引き立てる演出として、最初の妻が年老いていくときに流れるQUEENの曲(Who wants to live forever)が心にしみますね。でも一番好きなのは"Princes of the Universe"ですけどね(笑)。それから、クリストファー・ランバートが、現代の場面で昔を回顧してワインの蘊蓄を語るシーンが好きです。たしか無造作に紙袋から取り出したんだけど、超年代ものの高級ワインになるはずですよね。最後に余談ですが、ジェット・リーの「ザ・ワン」を観ていて、これって「ハイランダー」のパクリじゃないかと思いました(笑)。