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期待していなかったので、予想外に面白かったという感じです。最初の断り書きクレジットは蛇足かなと思うけど、宗教を扱ったものの場合、どうしても批判の嵐が来るのは仕方ないことでしょうね。キリスト教の教義自体はさほど詳しくありませんが、13使徒に黒人を使ったり、神を"あの人"にしたりというお遊びは楽しいと感じました。天使というのは本来は優しい存在ではなく、極論すれば「死神」と同じような存在でもあるのだから、あのような残虐な殺人者になるのも納得できます。その理由も多少狂信的ですが、自然の摂理に反するものであったり、倫理的な問題があるものだったり、一理あるものばかりなのですよね。教会にたどり着くまでの間が間延びしたのと、悪魔の役割があの程度だったのかなというマイナス点もありますが、主人公の女性と旅する二人組が好い味出してますし、ミューズも魅力的だし、そこそこ楽しめると思います。