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<ネタバレ>これはコメディですか?(笑) 冒頭のドゥカティを使った追跡シーンからツッコミどころ満載でした。あんな大型バイクでジャンプしたら、着地の時に転倒します。撮影は編集しているからスムーズに動いているように見えるけれど、ときどき、「ああ、この角度で突っ込んだらフロントサスがロックして反動で転倒だな」って思えるカットがいくつもありました(笑)。メットがないならせめてサングラスくらいかけろよ! 目にゴミが入って前が見えなくなるぞ!(苦笑) そしてなによりも最大の失敗は、まったくもってスピード感の感じられない豪華客船をメインにすえたことでしょう。あれだけ大きなものが動くんだと、もっさり感とか大きく揺れる気持ち悪さはあっても、スピードのスの字もあるはずがない(苦笑)。水中翼船とか魚雷艇とか使うんだったらあるだろうけどね。劇中のタンカーで「眼下の敵」をやっていて、その後の状況を暗示するようなプロットを打ったのはニヤリとしたけどそれでお終い。もっと面白くする方法はあっただろうに、消化不良で終わった感じが否めません。あの聾唖の少女をもっと効果的に使うとかできなかったのかね? あと、タンカーはあの程度の引火・爆発では大爆発しないと思うんですが、造船技術に詳しい方御意見はいかがですか? きっと防火壁があるから、延焼は防げるでしょう。それから、あの停泊中の喫水線の位置からすると、それほど積んでいなかったようにも推測されるし、それからしても、あれほどデカイ爆発にはならないと思うんですけどね。さて、最大の爆笑はやっぱりウィレム・デフォーでしょう。ストーリーが進むに連れてお莫迦さ加減が増していくのは見ていて痛々しくて寂しくなりました。もっとニヒルなテロリストでもやらせれば好かったのにねえ。最期はなんですか、あれは!(苦笑) あんな状況で止まるわきゃねえし、こっちが爆笑ですよ。ということで、ドゥカティとクルト・ユルゲンスに各3点ずつ、計6点を献上。